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「滋賀のお土産」で検索サイトから誘導するには

滋賀のお土産ってなに?

先日、県外の企業さんを訪問する機会があり、滋賀ならではのお土産を持参することにした。前回は「ふな寿司パイ」を持参したのだが、話題性は抜群だったものの後で好みが分かれたと聞いたので、他に無いかとネットで「滋賀 お土産」をキーワードに探してみた。

<検索結果>
2014041401

1位は「NAVERまとめ」、上位はYahoo知恵袋や観光協会、商工会、それにショッピングモールサイトで、お土産になる商品を直接扱っているお店のサイトは一つしか無かった。
ちなみに「京都 お土産」など「他府県名+お土産」で検索してもほとんど「NAVERまとめ」が1位だった。
検索サイトは複数の情報が掲載されているまとめサイトや地域情報サイトを上位表示させ、お店サイトをわざと出さないようにしているようだ。
これは今回利用したキーワード「滋賀 お土産」を、検索サイトが直接の商品購入を目的としたものではなく、どんなお土産があるのか「情報」を探す検索と判断した結果のようだ。
そのため、ページの真ん中上段にはPPC広告が表示されていない。

Googleは大きく進化している

2011年頃から急速に普及したソーシャルメディア(twitter,facebookなど)の影響で「自社(自店)サイト訪問のきっかけはソーシャルメディアにシフトする!」とも言われた。
Googleを入り口にwebサイトを利用していた人が、facebookで友達が紹介するサイトへ訪問し検索サイトの利用機会が減る。。。ソーシャルメディアの台頭は「検索スパム」行為に悩まされていた「検索サイトの機能不全が問われる」機会となった。
その対策ばかりではないだろうが、Googleは2011年前半から検索アルゴリズムに大きく手を加え始め、パンダとペンギンがきたと騒がれた。

パンダアップデート

Googleを経由してwebサイトを訪問する利用者にとって有益な情報が掲載されているサイトを評価し、他サイトをコピーし広告収益を狙っているような利用者の役に立たないサイトの評価を落としている。
※webサイトの質を再評価

ペンギンアップデート

従来、検索順位を上げるには「外部リンク」を増やすことが有効とされてきた(ガイドライン違反)ため、外部リンクの売買などが行われてきた。
これを排除するため、外部リンクを売買しているサイトや関連性のないサイトからのリンクの評価を落としている。
※外部リンク利用を再評価

パンダとペンギンの影響は多数のサイトにあったようだ。以前運営していた「滋賀咲くブログ」では逆に検索サイトからの来訪が増えた。開設当初から徹底したスパムブログの排除など、地道にサイト価値向上に取り組んだ成果を実感した。

来訪はソーシャルにシフトしたのか

ソーシャルメディアの急拡大で「滋賀咲く」でもそちら経由の来訪が増えてきた。しかし、2013年初め頃をピークに運営を離れた2013年後半はむしろ低下していた。
ピーク時でも数%くらいの来訪だったので、このサイトに限って言えば「ソーシャルメディアにシフト」は確認できなかった。それどころか、先に書いたように検索サイトからの来訪が増えている。
「Googleが評価する(=検索サービス利用者が求める)サイトを作れば自然と検索サイトからの来訪を増やすことができる」ことを確認できた。

ソーシャルメディアも重要だが圧倒的に母数が違う以上、検索エンジンの動向を見据えたサイト制作は今後も変えられないと言える。使っていただきたい人に利便性があるサイトであれば、結果的にGoogleはそれを評価し、その方向性はより顕著になっていくという考え方が当たり前になってきた。
小手先のSEOでは結果が得られないことをサイト運営者は今後さらに実感させられることになるのだろう。。。

Googleの進化にどう対応するのか

2010年頃まで「滋賀咲く」ではちょっとしたブログや記事が「地域名+キーワード」で検索サイト上位に表示されることがよくあった。
ところがパンダやペンギンの影響で「たまたま表示される」ことが少なくなってきた。
その反面、検索する人の意志と親和性の高いキーワードで来訪を獲得できるようになったため、結果的に来訪者を増やせた。

その理由について普段から参考にさせてもらっているサイトに合点のいく情報があった。
※参考サイト:検索意図から導くサーチマーケティングの基本

私たちが検索するときの意図(目的)は、一般的には次の3種類に分類されます。カッコ内はクエリの種類(検索キーワードの種類)を示しています。
・情報や知識を探したい(インフォメーショナルクエリ)
・特定のサイトに移動したい(ナビゲーショナルクエリ)
・購入や予約など取引したい(トランザクショナルクエリ)
サーチマーケティングはこの3種類の検索意図が出発点になります。

ちょっと難しいので「滋賀 お土産」を例に自分なりに解釈すると。。。

1.インフォメーショナルクエリ

滋賀のお土産にはどんなものがあるのか探すため検索窓に「滋賀 お土産」と入れて検索する行為。
その結果一番上位表示された「NAVERまとめ」のページを参照した。
2014041403

2.ナビゲーショナルクエリ

「NAVERまとめ」の一番上に表示された「近江牛」の写真に興味を持ったので、掲載されていた「千成亭」という店舗名で検索する行為。
2014041404
すると、千成亭の公式サイトが一番上に表示された。

3.トランザクショナルクエリ

でも千成亭は遠いので近くで近江牛を買える店を「近江牛 販売店 草津」で検索する行為。
2014041405

こんな流れになるだろうか。。。

クエリの数には大きな違いが

検索サイト利用目的は約8割が「情報や知識の探索」であるインフォメーショナルクエリ(=「滋賀 お土産」)で、「指名検索」のナビゲーショナルクエリ(=「千成亭」)が1割強 、「購入・予約が目的」のトランザクショナルクエリ(=「近江牛 販売店 草津」)は1割弱とも言われている。
※参考サイト:検索エンジン集客の達人養成講座
なのに、わずか1割弱しかないトランザクショナルクエリからの集客を意識した検索エンジン対策やPPC広告にお金と労力が投入されてきた。

滋賀咲くはパンダやペンギンのおかげでインフォメーショナルクエリからの来訪が増えたと考えている。
滋賀の何かを知りたい人が検索(=情報や知識の探索)した結果、数十万件のブログ記事を保有する「滋賀のデータベース」でもある滋賀咲くが上位表示されることは理にかなっている。

これからのサイトの作り方

潜在顧客を見込み客へ

見込み客を効率よく獲得するためトランザクショナルクエリを対象としたSEOやPPC広告に対策が集中してきたが、Googleはよりコンテンツ重視のアルゴリズムにシフトしており、webサイトオーナーはインフォメーショナルクエリに対応出来るページ制作が求められる。
そうしたwebサイトが質の高いサイトとして評価され、結果的にトランザクショナルクエリでも上位表示されるようになってくるらしい。

私が「滋賀 お土産」で検索したように、インフォメーショナルクエリで獲得した訪問は「潜在顧客」とも言え、ページの作り方次第で「見込み客」へ昇華させることもできる。結果ばかりを重視した「売り売り」のwebサイトから、利用者の求めに応じられるコンテンツ重視のwebサイトへシフトすることが結果的に売上げアップに繋がるようになる。

コンテンツ重視って?

Googleが評価するコンテンツとはどんなものなのかを理解するためには、コンテンツの定義を正しく知れば良いと思う。

コンテンツとは教養または娯楽に属する著作物であって、受け手の文脈に応じた価値のある情報や体験を提供するものを意味します。著作物ではないものとして、単なる事実の告知(創作性をもたない)である会社概要ページや特商法表記などもコンテンツではありません。目次も著作物ではありませんから、多くの場合、トップページやカテゴリページなどもコンテンツではありません。

※参考サイトコンテンツとは? その意味と定義

滋賀のお土産で近江牛を売るには?

曲解が含まれている恐れもあるが、近江牛を売りたいのなら他の滋賀産品や近江牛についても詳しく解説したページを作成し、自分達の商品がそれにどう応えるのかを解説、そこから販売に繋がるページを作ればただ売りたいだけのページではなくなる。
そうすれば、そのページは近江牛を買い求める人だけで無く、滋賀のお土産や近江牛について知りたい人にも評価され、外部リンクの獲得にも繋がりGoogleからさらに評価される。
※webサイトを見る限り、近江牛の販売業者さんは滋賀のお土産として近江牛を売りたい(=需要がある)とあまり考えてないようだ。

競合相手が思いついてないことをやろう!

一言で書いてしまえばこれだけでも、実際にページを作るとなると大変でwebサイトオーナーさんはそれぞれ同じような対策をうってくるような気がする。
こちらもよく参考にさせてもらっているサイトだが示唆に富んだ記載があったので引用させて頂いた。

「競合がまだ思いついていない、一歩先へ進むためにはどうしたらいいのか」を考えなければならない。
基本的には、相手がやっていることをやっても、今いる場所にしかたどりつけない。今の大きな課題は「どうやって相手を上回るか」だ。
どうやって、サイトを相手よりも惹きつけるようにし、好きになってもらうようにし、使いやすくし、共有してもらうようにするかだ。

※参考サイト:あなたのサイトがグーグルから消え去る6つの単純ミス など10+4記事

「滋賀 お土産」で現在1位のサイトを見ると、意外と自信が湧き起こってくるのだが。。。

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