まちづくりマップとオープンデータ

地図システムとの出会い

2001年頃だったか、当時の勤務先で全国に100カ所以上ある事業場を案内するイントラサービスを構築したのが私と地図システムとの最初の出会いだった。
記憶がはっきりしていないのだが、当時はGoogleMapsを今のように活用できる状態ではなかったと思う。
そのため、地図サービスを展開している事業者に声をかけ、イントラ内でカスタマイズした地図を利用させてくれるところを探して回った。
しかし、当時の地図はラスター型が一般的でこちらが要望するベクトル型の地図を提供してくれるところは少なかった。
丁度、地図大手でネット地図サービスを強化するため分社化する?会社とつながり、全面的に協力してもらい、イントラサービス内でサービスを展開することが出来た。

当時はブラウザで表示した地図に任意でアイコンを重ねるにはActivXの利用が一般的で、利用できるPC環境にかなり依存し、いろいろと苦労した記憶がある。

今では地図を使って地域の様子を「見える化」しているサイトはどこにでもあって、GoogleのAPIを利用すれば、誰もが無料で地図上に地域の様子を挿入できる。
恐らく十数年前に導入したイントラサービスも今ならゼロが一つ少ない開発コストで構築できるのではと思うくらいだ。

まちづくりマップ

先日、立命館大学と近江八幡市の連携事業である「近江八幡まちづくりマップ」の構築をお手伝いさせていただいた。

20140518

GoogleMapsAPIを利用してWordPressの記事・固定ページから地図上に情報をプロット出来るようにしている。
外部で生成したKMLデータをそのまま取り込み、任意でページを追加していけるようにし、まちの姿をいろいろなカタチで見せられるようにもした。
交通量調査のページではGoogleStreetViewとGoogleChartを活用し、ビジュアルに交通量の実態を参照出来るようにした。
特別高度な技術を使わず、そして比較的低コストで構築でき、さらにランニングコストを発生させずこうしたサービスを運用できるようになり、今後の拡張・展開も容易になっている。
※現在のところ近江八幡まちづくりマップは研究用サイトとして運営されている

オープンデータとの連係

データをオープンにしただけではそこから生まれるものはなく、加工していくことでオープンデータに役割が生まれてくる。
データを誰が見てもわかりやすいカタチで見せる方法の一つが地図で、一般的にデータの8割は位置情報と関係しているとも言われていることから、地図を活用してオープンデータを直感的にわかりやすくしていくことは重要なアプローチ方法になる。
まちづくりマップはデータさえ作れば容易にwebページとして公開出来る仕組みになっているので、オープンデータの受け皿の一つとして活用方法を検討する場にもなるだろう。

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