滋賀県知事選挙立候補予定者へオープンデータ提言書を提出

7月13日の滋賀県知事選挙を控え、立候補を予定されている方々へ選挙公約にわずかでも取り入れていただければと提言書をお送りした。

A4サイズ4枚に、オープンガバメントとオープンデータ、それに滋賀県内でのIT産業活性化についてまとめた。
20140602

各候補事務所のメールアドレス宛にお送りしたので果たして候補の方に読んでいただけるのかどうかわからないが、お忙しいさなか、つたない内容で大変恐縮するが少しでも目を通していただければありがたい。
※事務所のサイトには「候補者が必ず目を通している」と書いてあるので期待!

会社を辞めて地域サイトを作ろうと思ったときから、地域でのITC活用についてはそれなりの想いを抱き、取り組んできた。
滋賀咲くブログでもそうした想いを大切にしてきたからこそ、ここまでご利用いただく結果に繋がったと自負する部分もあるが、反面、すでに自分の手元を離れてしまっているのは全てが十分ではなかったことを現している。
強い想いだけで全てはうまくいかない。なかなか現実は厳しいと実感もしてきた。

思いの強さは正義ではない

先日の産経新聞ニュースサイトに5月末で退職した大津市の副市長さんのコメントが掲載されていて、とても印象に残った。
少し引用させていただくと

任期途中での辞職を決めた大津市の茂呂治副市長(61)の退任式が30日、市役所で行われた。あいさつに立った茂呂氏は越直美市長に「何かを変えようとするとき、一人の意思ではなく、多くの英知を動員してほしい。思いの強さは正義ではない」と忠告した。茂呂氏の退任は31日付。

あくまで推察の域を超えないが、市政改革を公約に当選された市長としてはその「強い思い」を大切にしてこられた結果、側近を失ってしまった・・・というところだろうか。

私は副市長さんの「思いの強さは正義ではない」を大変重い言葉として受け取った。その場にいたわけではないが恐らく「正義とは限らない。。。」くらいのニュアンスではなかったかと思うが、地域をよくしたい、改革したいとの気持ちばかりが前に出てしまってはその想いを結果として実現できなくなる恐れがある、とのお考えから発せられた言葉であろうと思う。
何かを変えるとき、いろんな人の話を聞いてしまうと結局なにも変えられなくなることもある。しかし、一人ではなにも変えることができない。。。トップは孤独だとよく言われるが、過程を大切に最後は自分で判断して批判は甘んじて受けるしかないのだろう。

持続性こそが重要

「里山資本主義」で注目されている藻谷浩介さんは昨日出演した番組で「成長より持続性」をポイントに話されていた。成長を否定している訳ではなく、一時的な成長で将来の荒廃を招くような成長モデルを否定しているに過ぎない。
地域が抱える数多くの課題に向き合ったとき、ティム・オライリーが提唱した「ガバメント2.0」の根幹である「ITを活用し市民の英知を行政に反映させる」ことは課題解決の大きな可能性の一つになることは間違いない。新たなものを生み出して大きな成長を遂げるより、現状を大切に、より充実させて市民が安心して生活できる基盤づくりが求められている。
オープンガバメントやオープンデータへの取り組みはその基盤づくりに重要な役割を果たすものであり、是非とも知事選挙立候補予定者の方には選挙公約への反映をお願いしたい。

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